塩谷歯科医院

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メディア記事

むし歯の予防に使われるフッ素

むし歯の予防に使われるフッ素

フッ化物についてフッ素は非常に反応性が高い元素で、自然界では通常単体で存在することはありません。代わりに他の元素と結合してフッ化物として存在します。私たちの日常の飲食物(お茶、海藻、魚や野菜など)にも、多くのフッ化物が含まれています。フッ化物は世界中でむし歯の予防に大いに貢献していますが、かつては歯科の歴史において、歯のフッ素症(斑状歯)の原因としても知られていました。山の岩石にはフッ化物が多く含まれており、それが溶け出た川の水を飲んでいた子供たちの歯に、褐色の斑点が見つかりました。しかし、これらの子供たちを調べてみると、実際にはむし歯の発生が少ないことがわかりました。そのため、一時的にはフッ…
フッ化物についてフッ素は非常に反応性が高い元素で、自然界では通常単体で存在することはありません。代…

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歯の破折

歯の破折

歯が折れる、割れるというイメージがある「歯の破折」。実は多くの症例で自覚症状がないことが特徴です。症状がなく進行していく、痛みのもととなるのが歯の破折です。歯の破折とは歯の破折とは、歯の表面あるいは内部に生じた亀裂のことです。エナメル質や象牙質に入り込んだ細菌が増殖し、痛みを引き起こすことがあります。重度の場合は歯が完全にわれてしまうこともあります。歯の破折には、表面の微細なひび割れから、歯牙を分断する大きな亀裂まで様々な程度があります。症状の程度に合わせて、一般的に5つに分類されます。Craze lines:エナメル質の表面ひび割れ(自覚症状なし)Fractured cusps: 咬頭破折(…
歯が折れる、割れるというイメージがある「歯の破折」。実は多くの症例で自覚症状がないことが特徴です。…

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歯のう蝕を防ぐには? バイオフィルムとの上手なつき合い方

歯のう蝕を防ぐには? バイオフィルムとの上手なつき合い方

今回は、口の中に生息する細菌がう蝕の発生にどのように関係しているのかをテーマに、カリエスコントロールの重要性について解説したいと思います。私たちの口の中には、思いのほかたくさんの細菌がすんでいます。1000種類以上もの細菌が集まって生態系を作っていて、お互いにバランスを保ちながら共生しているのです。この細菌の集落はバイオフィルムと呼ばれ、歯の表面に張り付いて、う蝕や歯周病の原因になっています。カリエスコントロールでは、最初にこのバイオフィルムに対処する必要があります。患者さんにバイオフィルムについて理解してもらい、口腔清掃の改善を図るのが第一歩です。では、バイオフィルムはう蝕の発生にどのように…
今回は、口の中に生息する細菌がう蝕の発生にどのように関係しているのかをテーマに、カリエスコントロー…

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プラークの役割と歯肉炎・歯周炎の違い

プラークの役割と歯肉炎・歯周炎の違い

今回は歯周病について、少し詳しく説明したいと思います。歯周病は成人の8、9割が経験する多発する病気ですが、なぜ起こるのか、どう予防すれば良いのかイメージしにくい病気だと思います。人の口の中には多数の細菌が生息しています。歯みがきが不十分な部分には、細菌が集まってプラークと呼ばれる固まりを作ります。プラークが歯と歯肉の境目に長期間付着すると、歯周病原性菌が増殖します。これらの菌は血液中のタンパク質を栄養源とし、体組織へ侵入しようと毒素を産生します。 人の体は体内へ外敵である細菌が侵入しようとすると、免疫系は白血球などの「防衛部隊」を現場に動員します。そこで外敵である最近と戦うので歯肉は戦場となり…
今回は歯周病について、少し詳しく説明したいと思います。歯周病は成人の8、9割が経験する多発する病気で…

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糖の摂取とう蝕(虫歯)の関係について

糖の摂取とう蝕(虫歯)の関係について

こんにちは、今日は「糖の摂取とう蝕(虫歯)」について詳しく解説します。糖の摂取量より回数が重要?皆さんも一度は「砂糖を摂りすぎると虫歯になる」という言葉を聞いたことがあるでしょう。しかし、実際には糖をどれだけ摂取するかよりも、どれだけの頻度で摂取するかが問題なのです。約70年前のVipeholm studyという有名な研究では、精神病の成人患者に5年間、さまざまな食品を与える実験が行われました。この結果、糖を頻繁に摂取する患者(特に口腔清掃不良の患者)ではう蝕が非常に多く発生することが明らかとなりました。一方、糖の摂取量自体は多かったものの、摂取回数が少ない患者ではう蝕の発症は増加しましたが、…
こんにちは、今日は「糖の摂取とう蝕(虫歯)」について詳しく解説します。糖の摂取量より回数が重要?皆…

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歯磨きを怠ると何が起きる?

歯磨きを怠ると何が起きる?

歯磨きを怠ると、歯と歯ぐきの間に「歯周ポケット」と呼ばれる隙間が広がり、歯周病のリスクが高まります。この隙間が広がると、さらに多くの細菌がたまりやすくなります。だから、毎日しっかりと歯磨きをすることが大切です。プラークとは?詳しく説明していきます。プラークとは何か 「プラーク」とは、歯に付着する細菌の塊です。この細菌は、食べ物の残りかすや唾液と一緒になって、歯の表面に固まります。プラークが放置されると、歯ぐきの細胞にダメージを与え、歯と歯ぐきの間に隙間ができることがあります。歯周ポケットの形成この隙間を「歯周ポケット」と呼びます。歯周ポケットは、歯ぐきが歯から簡単に剥がれているわけではありませ…
歯磨きを怠ると、歯と歯ぐきの間に「歯周ポケット」と呼ばれる隙間が広がり、歯周病のリスクが高まります…

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親子の食器共有とう蝕(むしば)

親子の食器共有とう蝕(むしば)

親子間での食器の共有が子どものう蝕(むしば)に影響するかどうか、多くの人が気にしています。しかし、最新の研究によれば、食器の共有を避けるだけでう蝕を防げるわけではないようです。親の唾液と子どもの健康最近、親の唾液が子どものアレルギー予防に役立つ可能性が報じられました。一方で、親の唾液に含まれる「ミュータンスレンサ球菌」が子どもに感染するリスクも指摘されています。いつから感染するのか?実は、子どもが親の口腔細菌に感染するのは、食器の共有が始まる前からです。生後4ヶ月頃にはすでに、親の口腔細菌が子どもに移っていることが確認されています。つまり、食器の共有を避けるだけでは、細菌感染を防ぐことは難しい…
親子間での食器の共有が子どものう蝕(むしば)に影響するかどうか、多くの人が気にしています。しかし、…

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歯の根っこだけ残った時の治療方法

歯の根っこだけ残った時の治療方法

虫歯が神経まで到達した場合神経の治療を行い、残った根っこの土台を立てて被せ物をします。しかしお口の中は湿度も高く、温度の変化も大きい環境のため長い間被せ物を使っていると、土台を立てた歯根(歯の根っこ)が虫歯になってくることがあります。歯根が虫歯になると隙間から細菌感染を引き起こし根尖性歯周炎(根っこの先に膿をもつ病気)や被せ、土台が外れてくることがあります。今回は神経の治療後、被せ物をした歯が土台ごと虫歯によって取れてきた症例の治療をご紹介します。右上2番と3番(右上の前歯から2番目と3番目の歯)のかぶせ物が外れてきた方の症例です。写真1写真2は被せ物が外れて仮歯の状態の写真です。この方は歯の…
虫歯が神経まで到達した場合神経の治療を行い、残った根っこの土台を立てて被せ物をします。しかしお口の…

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なぜ歯の健康が重要なのでしょうか

なぜ歯の健康が重要なのでしょうか

なぜ歯の健康が重要なのでしょうか。歯周病は、糖尿病、心臓病、骨粗しょう症、肥満、脳梗塞、誤嚥性肺炎、関節リウマチ、そして近年では認知症との相互関連が指摘されています。健康な歯を維持してきちんと咀嚼できることは全身の健康とも関連し、美味しく食事をして、口臭を気にせず笑顔でお喋りができるかなど、QOL(生活の質)にも影響してきます。海外と比べ日本人は「歯の健康」への意識が低い パナソニックが2013年に30~50代の働く男性に実施した「歯とオーラルケアに関する意識調査」によると、トラブルがなくても通院する割合はアメリカの男性が76%なのに対し、日本の男性は36%(そのうち定期的に行く人はたったの1…
なぜ歯の健康が重要なのでしょうか。歯周病は、糖尿病、心臓病、骨粗しょう症、肥満、脳梗塞、誤嚥性肺炎…

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6月4日から10日までの1週間は「歯と口の健康週間」

6月4日から10日までの1週間は「歯と口の健康週間」

6月4日から10日までの1週間「歯と口の健康週間」です。6月4日の「むし歯予防デー」はいつから始まったのか、ご存じですか?今から90年前の1928(昭和3)年、「6(む)4(し)」にちなんで、日本歯科医師会が実施したのが始まりです。日本歯科医師会が誕生したのは1903年明治36年(大日本歯科医会設立1926年改称)。その社会的使命のもと、口腔保健活動にいっそう力を入れるようになりました。「むし歯予防デー」は、その取り組みの第一弾です。まず、全国の小中学校をはじめ、陸海軍、警察署、刑務所、市役所、健康保険組合などにポスターやパンフレットを無料配布しました。また、各地で歯科検診や講演会、歯の衛生博…
6月4日から10日までの1週間「歯と口の健康週間」です。6月4日の「むし歯予防デー」はいつから始まったのか…

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